幸せに暮らすための最低限必要な収入とは?

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余裕のある生活には年収はいくら必要でしょうか。

答えは…ありません、というより、人によって異なるが正解です。

年収1000万円でも不幸な人もいますし、年収100万円で幸せという人もいます。

しかし、収入が多いほど余裕が生まれやすく、幸せに近い、のは当然です。なぜなら、最低限の衣食住があって初めて、生物が本能的に幸福感を感じるからです。

つまり、最低限「住む場所」「食べ物」「社会参加」が、幸せを感じる条件になります。

この3条件の費用が、最低限必要な収入といえます。

もちろん、3条件のレベルは人によって異なります。環境も違えば家族構成も違いますし、住む場所好みもすべて違います。また、要求水準も違います。なので、”この費用が最低限必要”とは言えません。しかし、一つの考えとして、個人のばらつきは無視して、一般的に妥当な費用として受け止めてください。

ここでは、幸せな暮らしに最低限必要な収入として、法律で定められる最低賃金をスタートとして考えてみます。

都道府県最低賃金(時給)
平均961円/時間
東京1,072円/時間
大阪1,023円/時間
福岡900円/時間
令和4年度の地域別最低賃金(一例)

例えば、全国平均の時給961円でフルタイム(週40時間)で働いた場合の月収、年収を試算してみると

  • 961円×週40時間×4週=月153,760円、年184.5万円です。

これが、余裕を持った生活を実現するための最低ラインと考えます。

1日8時間、週40時間、月20日勤務、年間労働日数240日、年間休日125日の場合の条件です。週休2日で働ける場合はもう少し増えますし、地域によって増減します。

「余裕」については、個人の価値観でも大きく変わります。「これではそもそも暮らせない」という人もいれば、「年収100万で十分」という人もいます。ですが、年収184万円という水準は、資産(貯蓄)のない単身者が楽しく暮せる最低ラインとしては、おそらく妥当なレベルです。

まず、自分の年収がこの水準に到達しているかを確認しましょう。もし働いているのにこの水準に達していなければ転職を検討したほうが良いです。

・派遣社員 ・契約社員 ・カフェ ・コンビニ ・工場手伝い

最近では経験や年齢が不問な職場も多く、働くハードルは下がってきていますので、踏み出していきましょう。

現状、職場側の都合でフルタイムを入れられない人や、通勤や拘束時間のせいで、時給換算で最低賃金を下回る場合、この際、辞めましょう。余裕のある暮らしのためには、最低賃金の時給以上で、かつ、フルタイムで働いて収入を得ることが最優先です。

さて、いかがでしょうか。「最低賃金で余裕のある生活なんて実現できるの?」と思うかもしれませんが、まずはスタート地点に立つことが一番大事なことです。

このスタート地点の収入をベースに、「お金の余裕」と「心の余裕」を生み出していくための具体的な生活を想像していきましょう!

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